【建築設計事務所が解説】構造別建設費の推移:現在・10年前・20年前

 
     
  • 公開日:2024/10/21
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  • 最終更新日:2026/07/07
【建築設計事務所が解説】構造別建設費の推移:現在・10年前・20年前 こんにちは、KTXアーキラボです。建物を建てる際に気になるのが「建設費」ですよね。今回は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3つの構造別に、建設費が現在、10年前、20年前でどのように推移してきたのかを詳しく解説します。建築をお考えの方はぜひ参考にしてください。 ▶️弊社の設計事例についてはコチラの作品集をご覧ください ※以下建設費坪単価には装飾的な内装・家具・特殊設備等は含みません この記事は、現場監督としてキャリアをスタートし、工事費の積算や現場経費の管理を経験してきたことで費用の仕組みに精通した一級建築士(KTXアーキラボ代表・松本哲哉)が監修しています。建設費は年々変動しますが、設計段階の工夫でコストを抑える余地があります。その実務の視点で解説します。

木造建築の建設費の推移

20年前の木造建築費

20年前、木造建築は最もコストパフォーマンスが高い選択肢でした。材料である木材も豊富で、建築設計事務所としても予算内で質の高い住宅を提案しやすい時代でした。この時期の木造建築の平均的な建設費は、坪単価40万円〜50万円程度でした。

10年前の木造建築費

10年前になると、森林資源の減少や環境保護の観点から木材価格が上昇し始めました。また、職人の高齢化や若手の減少により、人件費も増加傾向にありました。この時期の木造建築の建設費は、坪単価50万円〜60万円程度に上昇しました。

現在の木造建築費

現在では、高品質な木材の需要増加とともに価格も上昇しています。さらに、耐震性や省エネ性能を高めるための技術や材料の導入により、建設費は過去と比べて高めになっています。現在の木造建築の建設費は、坪単価60万円〜80万円程度が一般的です。

鉄骨造建築の建設費の推移

20年前の鉄骨造建築費

20年前、鉄骨造は主に商業施設や高層ビルで採用されており、材料費と施工費が高額でした。一般住宅での採用は少なく、建築設計事務所でも特定の用途でのみ提案していました。この時期の鉄骨造建築の建設費は、坪単価70万円〜90万円程度でした。

10年前の鉄骨造建築費

10年前、中国など新興国からの安価な鉄鋼材の輸入により、材料費が一時的に低下しました。その結果、建設費も抑えられ、一般住宅でも鉄骨造を検討するケースが増えました。この時期の鉄骨造建築の建設費は、坪単価65万円〜85万円程度になりました。

現在の鉄骨造建築費

現在、世界的な鉄鋼需要の増加や資源価格の高騰により、材料費が再び上昇しています。加えて、環境対応型の素材開発コストも建設費に影響を与えています。現在の鉄骨造建築の建設費は、坪単価80万円〜100万円程度となっています。

鉄筋コンクリート造建築の建設費の推移

20年前の鉄筋コンクリート造建築費

20年前、鉄筋コンクリート造はその耐久性と耐火性から、多くの公共施設や集合住宅で採用されていました。しかし、建設費は高額で、一般住宅での採用は限定的でした。この時期の鉄筋コンクリート造建築の建設費は、坪単価90万円〜110万円程度でした。

10年前の鉄筋コンクリート造建築費

10年前、コンクリートの製造技術が進歩し、材料費が安定しました。また、プレキャスト工法の普及により、施工期間の短縮とコスト削減が可能になりました。この時期の建設費は、坪単価85万円〜105万円程度にやや低下しました。

現在の鉄筋コンクリート造建築費

現在、セメント価格の上昇や職人不足による人件費の増加により、建設費は再び上昇傾向にあります。さらに、環境負荷を低減するための新材料や技術の導入もコストに影響しています。現在の鉄筋コンクリート造建築の建設費は、坪単価100万円〜130万円程度となっています。

建設費推移の主な要因

  • 材料費の変動:資源価格や輸入状況による影響
  • 人件費の変化:職人の高齢化と若手不足
  • 技術革新:新工法や新材料の開発
  • 経済状況:国内外の経済動向、為替レート

建築設計事務所からのアドバイス

建設費は過去20年で大きく変動してきました。KTXアーキラボでは、最新の市場動向や技術情報を基に、最適な構造とコストバランスを考えた設計を提案しています。建築を計画される際は、ぜひ専門家にご相談ください。 当設計事務所の作品集はこちら(https://ktx.space/category/projects/)
※上記の坪単価は一般的な目安であり、地域や建物の仕様、設備によって変動します。正確な建設費を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
2024.10.22
建築設計 KTXアーキラボ 一級建築士事務所
本社:兵庫県姫路市
東京オフィス:港区南麻布

建設費が上がる時代に、コストを抑えて質の高い建築を実現するには?

結論として、建設費は相場やトレンドを知るだけでは下がりません。費用の仕組みを理解し、設計の段階からコストをコントロールできるかどうかが重要です。 代表・松本哲哉は費用の仕組みに精通しており、国際的なデザイン賞も多数受賞しています。デザインの質を保ちながら建設費を抑える提案ができます。 実例として、姫路第一病院(総合病院)では、意匠性の高い設計を実現しながら、建物全体の建設費を全国平均より約20%抑えて完成させました(▶ 姫路第一病院の事例を見る)。デザインの質とコストは両立できます。
姫路第一病院の外観(設計:KTXアーキラボ)姫路第一病院の受付(設計:KTXアーキラボ)姫路第一病院の待合(設計:KTXアーキラボ)

姫路第一病院(設計:KTXアーキラボ):外装・受付・待合。写真をクリックすると事例をご覧いただけます。

「建設費は抑えたい。でも、デザインや使い勝手は妥協したくない」——そんな計画をお持ちなら、設計のできるだけ早い段階でご相談ください。▶ 設計・デザインの無料相談はこちら

よくある質問(建設費・コスト)

Q. 建設費はなぜ上昇しているのですか?

資材価格・人件費・エネルギーコストの上昇などが主な要因です。本記事の「建設費推移の主な要因」もご覧ください。

Q. 建設費は設計で抑えられますか?

はい。設計段階でコストを調整することで、デザインや使い勝手の質を落とさずに抑えられることもあります。姫路第一病院では、建物全体の建設費を全国平均より約20%抑えつつ、国際的なデザイン賞を受賞しました。

Q. 構造(木造・鉄骨造・RC造)で建設費はどう違いますか?

一般に木造・鉄骨造・RC造の順に高くなる傾向があります。ただし用途・規模・地域で最適な構造は変わります。本記事の構造別の推移も参考にしてください。

Q. 建設費の相場を知るにはどうすればよいですか?

本記事の構造別の推移に加え、工事費の坪単価早見表も参考になります。おおよその概算をつかんだうえで、計画にあわせて設計者にご相談ください。

Q. 相談から設計まではどのように進みますか?

用途・場所・規模・ご予算・ご希望をお知らせいただければ、内容に応じて最適な進め方をご提案します。まずは設計・デザインのご相談、またはよくある質問もご覧ください。
松本哲哉

【この記事を書いた人 松本哲哉】
・KTXアーキラボ代表
・一級建築士
・宅地建物取引士
・大阪芸術大学非常勤講師
・世界17ヵ国188タイトルの国際デザイン賞を受賞(2026年7月現在)
・イタリアDACデザイナーランキング世界9位・日本国内1位ランクイン(2026年7月現在)
ウィキペディア 松本哲哉(建築家)


【お問い合わせ先】

KTXアーキラボ一級建築士事務所
東京都港区南麻布3丁目4-5 エスセナーリオ南麻布002
兵庫県姫路市船丘町298-2 日新ビル2F
事業内容 飲食店・クリニック・物販店・美容院などの店舗デザイン・設計 建築・内装工事施工
メール:kentixx@ktx.space
電話番号:03-4400-4529(代表)
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