- 公開日:2016/11/07
- 最終更新日:2016/11/08
眼科クリニック の 移転 : 新築 設計 ( 兵庫県 明石市 ) ― 設計 ・ デザイン 着手から 完成 ・ 開院まで
明石市 の 眼科クリニック さんから 医院 新築 移転 のご相談を頂いたのは 2015年 6月でした。
既存 クリニック はビルの1Fテナントにあり、近い場所に 土地を購入し、眼科クリニック を 新築 し、移転するとのことでした。
まず計画に 先立って、 敷地の 形状や 地盤面の 高さなどを 正確に 把握するため、 測量を 行います。
↓ 眼科クリニック 建築 用地 測量図
敷地には既存建物が建っており、解体する必要がありました。
↓既存建物解体
医院 新築 予定地 すっかりキレイになりました。
設計 に際して問題となったのは 手術室 の揺れ 対策です。
眼科クリニック は 検査 機器 が多いため、どうしても 検査 スペース が 広い面積を 占めてしまいます。 敷地に ある程度 駐車場を 確保し、 残りの スペースに 2階建てを 新築 する計画ですが、 1Fに診察室や 検査スペースを 設けると、 どうしても 手術室は 2階に 計画しなければならない 状況でした。 手術室 を 上階に 計画する 場合、 やはり 揺れが 気になります。 前面道路は 大きく、 大型車の 往来も 多いため、 振動が 発生する 可能性は 十分 考えられます。 振動対策を 考えると、 やはり 構造は 鉄筋コンクリート造 、 次に 鉄骨造 が有利ですが、 建設費を 考えると 木造 の方が 経済的です。そこでまず、基本的には 木造 で計画しながら、 手術室 のみ 部分的に 鉄骨造 で作る、 混構造 で計画を 進めました。
↓ 眼科クリニック : 木造 + 鉄骨造 の ラフプラン案 (1F)
↓ 眼科クリニック : 木造 + 鉄骨造 の ラフプラン案 (2F)
1階に 眼科クリニック の 診察室、検査スペースを配置し、2階に 手術室と医院バックヤード、院長先生の奥様が経営されるカフェを配置しています。
↓イメージパース
CGパース をご覧になった 施主様からの 要望は、 2階部分を キャンチレバーで 大きく 突き出した、 ダイナミックな デザイン にしてほしい とのことでした。 しかし 木造 で大きな 突き出し 部分を つくるのは 構造的に 危険を 伴います。 そこで、 建設コストは 上がり ますが、 全てを 鉄骨造 でつくる 計画に 変更しました。
数ヶ月間、打合せを重ね、約50回の 設計 変更を重ねて鉄骨造のプランが決定しました。
↓ 眼科設計 外観 イメージパース
施主様の ご要望に あわせ、 2階部分を 大きく 突き出した ダイナミックな デザインにしました
5月中旬 眼科 建築 工事着手
地面を掘削し、 建築 の土台となる基礎を作っていきます。(6月)
↓ 7月 初旬 眼科医院 基礎コンクリート打ち
7/23 眼科医院 鉄骨組み立て
↓7月下旬 2階の床もできました
↓ 眼科医院 屋根設置
↓8月中旬 天井内に 電気の 配線や 空調機器を 仕込んでいきます
8月下旬 ステンレス製品の 工場内 製品 検査
↓チェックした ステンレスの丸窓を 設置
↓ 間仕切壁の 骨組みを 立てていきます
眼科医院 外観は ほぼ仕上がってきました
↓ 9月 初旬 眼科 クリニック ボード貼り 完了
↓9月中旬 眼科 クリニック 内装 工事
↓10月初旬 眼科 クリニック 新築 工事も終盤にさしかかり、現場は 混雑してます。
↓ 眼科 クリニック 内 家具 設置
10月中旬 造園工事
↓ 眼科 クリニック エントランス いたずら防止のため石庭の周囲はガラスビーズを樹脂で固めたもので囲んでます
↓2F 眼科 クリニック の2階に併設した 和カフェ のエントランス にも造園を配置
↓ カフェ 内 石庭の上にガラス床を敷いて座敷席にします
10月末 眼科医院 内 医療機器 搬入(リイツメディカル)
眼科 クリニック 待合に水槽も設置
10月末 建築 完成 引渡し、11月1日
↓ 眼科 クリニック 建築 完成後の写真はコチラ↓
https://ktx.space/2015/04/04/a-new-building-for-shishida-ophthalmological-clinic/
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