VUCA時代における店舗デザインの新たな指針

 
     
  • 公開日:2025/05/15
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  • 最終更新日:2025/06/30

VUCA時代における店舗デザインの新たな指針

変動・不確実・複雑・曖昧な時代に、空間がブランドの羅針盤となる

 

現代社会は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれる、変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)が高まる時代に突入しています。このような環境下で、店舗デザインは単なる空間設計を超え、ブランドの価値を体現し、顧客との信頼関係を築く重要な要素となっています。


VUCA時代に求められる店舗デザインの要素

1. 変動性(Volatility)への対応:柔軟な空間設計

市場や顧客ニーズの急激な変化に対応するため、店舗空間には柔軟性が求められます。KTXアーキラボでは、可動式の什器やモジュール設計を取り入れ、レイアウトの変更が容易な空間を提案しています。

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2. 不確実性(Uncertainty)への対応:ブランドストーリーの明確化

不確実な時代には、ブランドの核となるストーリーや価値観を明確に伝えることが重要です。店舗デザインを通じて、ブランドの哲学やビジョンを空間に落とし込み、顧客に安心感と信頼を提供します。

3. 複雑性(Complexity)への対応:シンプルで直感的な導線設計

情報や選択肢が溢れる現代において、店舗内の導線や情報配置はシンプルで直感的であることが求められます。KTXアーキラボでは、視認性の高いサイン計画や明快なゾーニングにより、顧客がストレスなく行動できる空間を設計しています。

店舗デザイン 姫路

4. 曖昧性(Ambiguity)への対応:素材と光による空間の意味づけ

情報が曖昧で多義的な時代には、素材感や照明計画を通じて空間に明確な意味づけを行うことが効果的です。KTXアーキラボでは、質感のある素材や光の演出により、顧客の感性に訴える空間づくりを行っています。

 


まとめ:空間がブランドの未来を導く

VUCA時代において、店舗は単なる商品を販売する場ではなく、ブランドの価値を体現し、顧客との関係性を築く重要なコミュニケーションの場となります。KTXアーキラボでは、変化に柔軟に対応しながらも、ブランドの本質を空間に落とし込むデザインを提供しています。


KTXアーキラボでは、VUCA時代における最適な店舗デザインをご提案しております。お気軽にお問い合わせください。

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2025.6.30


松本 哲哉

【この記事を書いた人 松本 哲哉】

KTXアーキラボ 代表・一級建築士・大阪芸術大学非常勤講師

2024年度イタリアDAC認定デザイナーランキング世界8位(日本国内1位)

▶ウィキペディア 松本哲哉(建築家)


【お問い合わせ先】

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