【建築デザイン】建築は芸術なのか?価値ある建築を生み出す重要性

 
     
  • 公開日:2024/11/29
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  • 最終更新日:2024/11/29

建築は芸術なのか?価値ある建築を生み出す重要性

建築は私たちの生活を形作る重要な要素であり、機能性と美しさを兼ね備えた空間を提供します。しかし、「建築は芸術なのか?」という問いは、古くから議論されてきました。今回は、このテーマを深掘りし、価値ある建築を生み出す重要性について考えてみたいと思います。

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兵庫県姫路市建築設計事例チャペルのデザイン

建築と芸術の歴史的な結びつき

古代エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿、中世のゴシック建築など、歴史的な建造物はその美しさと技術で人々を魅了してきました。これらの建築物は、単なる居住空間や宗教的施設を超え、芸術作品として高い評価を受けています。

フランク・ゲーリーの言葉に学ぶ

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著名な建築家フランク・ゲーリーは、インタビューで「世界の建築の98%はただのクソだ」と述べました。確かに、世の中の多くの建築が無個性な箱のようなものに過ぎません。この現状は、建築が単なる機能性のみを追求し、芸術性や独自性を失っていることを示しています。

建築業界の環境問題とスクラップアンドビルド

多くの人々は、建材の生産や運搬に伴うCO2排出量を削減することが重要だと考えています。確かに、これらも環境負荷を減らすための大切な要素です。しかし、建設業界全体のCO2排出量を見てみると、その大部分が実は建設工事そのものから発生しています。

スクラップアンドビルドの問題

日本では、建物の平均寿命が他国に比べて非常に短く、短期間で建物を解体して新しいものに建て替える「スクラップアンドビルド」が一般的です。これは大量の廃棄物とCO2排出をもたらし、環境への負荷が大きい問題となっています。

価値ある建築を生み出す重要性

では、どのようにしてこの問題を解決できるのでしょうか。それは、持ち主や用途が変わっても壊さずに使い続けたいと思える、価値ある建築・空間を設計することです。長く愛される建物は、解体や新築に伴う環境負荷を大幅に減らすことができます。

機能性と美の融合

建築はまず第一に、居住者や利用者のニーズを満たす機能性が求められます。しかし、同時に美しさやデザイン性も重要な要素です。機能と美を高い次元で融合させることで、空間はより豊かになり、人々に感動を与えることができます。

KTXアーキラボの取り組みとSDGsへの貢献

建築設計事務所KTXアーキラボでは、持ち主や用途が変わっても長く使い続けたいと思える、価値ある建築・空間の設計に取り組んでいます。これこそが、私たちが考える真のSDGsへの貢献であり、持続可能な社会の実現に向けた最大の使命だと考えています。

私たちのアプローチ

  • 価値あるデザインの追求: お客様のライフスタイルや価値観を深く理解し、それをデザインに反映。
  • 長寿命建築の実現: 長く愛され、次世代にも受け継がれる建築を目指す。
  • 環境負荷の低減: 建物の寿命を延ばすことで、解体や新築に伴うCO2排出を削減。

建築は芸術である

以上の観点から、建築は間違いなく芸術であると言えます。建築家はアーティストであり、その作品は人々の生活を豊かにし、社会や環境に影響を与えます。価値ある建築を生み出すことは、私たちの使命であり、持続可能な未来への重要な一歩です。

2024.11.29


建築やデザインに関するご相談は、ぜひKTXアーキラボまでお問い合わせください。


  • 松本 哲哉

    【この記事を書いた人 松本 哲哉】

  • KTXアーキラボ 代表・一級建築士・大阪芸術大学非常勤講師
  • 2024年度イタリアDAC認定デザイナーランキング世界8位(日本国内1位)
  • ▶ウィキペディア 松本哲哉(建築家)

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