- 公開日:2024/10/25
- 最終更新日:2024/10/31
建築設計や空間デザインのアイデアはどこからくるのか?
こんにちは。東京と兵庫県姫路市にオフィスを置く建築設計事務所KTXアーキラボ一級建築士事務所です。(作品はコチラからご覧下さい)
「どこからそんなデザインを思いつくのか?」「どうやってアイデアを得るのか?」これは、私たち建築家がクライアントからよく聞かれる質問です。しかし、実際のところ、一つの素晴らしいデザインアイデアを生み出すためには、多くの時間と試行錯誤が必要です。私自身、毎日毎日数えきれないほどのアイデアスケッチを描き、その過程でようやく一つの良いスケッチにたどり着きます。デザインのプロセスは、短時間で「ひらめき」が降りてくるようなものではなく、むしろ時間をかけて思考を深めていく過程です。
デザインは執念の産物
優れた建築デザインを生み出す「秘訣」があるとすれば、それはおそらく執念です。更に良いデザインを生み出すまで、あきらめずに考え続けることが、カギとなります。「下手な鉄砲も数打てば当たる」という言葉がありますが、これはデザインにも当てはまります。KTXアーキラボの建築設計においては、百回に一度しか素晴らしいアイデアが出てこないとしても、その一度に出会うために残りの99回を大切にしています。多くのデザイナーが途中で諦める中、優れたデザイナーは執念を持ってアイデアを追求し続けます。
新しいアイデアはどう生まれるか
脳科学の研究によると、新しいアイデアは、2つ以上の異なる情報がぶつかり合ったときに生まれると言われています。つまり、脳内に様々な情報をストックしておくことが、新しいアイデアを生み出すための準備になります。KTXアーキラボのデザイナーは、東京と姫路という異なる都市における多様な経験を活かし、見たことのないものを見たり、行ったことのない場所に行ったり、初対面の人と話すことを大切にしています。東京の都市的な刺激や、姫路の歴史や自然に触れる経験が、私たちのデザインプロセスに大きく影響を与えています。また、海外での仕事も多く、様々な国の文化に触れることもイアデアの引き出しを増やす重要な要素です。常に新しい経験を追い求めることで、私たちは建築デザインにおける革新的な発想を生み出しています。
デザインに取り憑かれる
私は、仕事中はもちろんのこと、日常生活でも常に建築や空間のことを考えています。起きている間だけでなく、寝ている間の夢の中でもアイデアが浮かぶことさえあります。それほどデザインに取り憑かれているのです。私たちのデザインプロセスは、日々の積み重ねと、何度も繰り返される試行錯誤の結果として成り立っています。
結論
建築設計や空間デザインのアイデアは、瞬間的に思い浮かぶものではなく、膨大な試行錯誤の積み重ねから生まれます。クライアントの求める空間を形にするために、私たちはあきらめずに考え抜くことが重要です。そして、デザインに対する執念こそが、素晴らしい空間を生み出す原動力となるのです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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2024.10.28
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