- 公開日:2024/10/04
- 最終更新日:2024/12/11
兵庫県姫路市の建築設計事務所 KTXアーキラボ一級建築士事務所の設計費について
弊社の建築設計費は国土交通省の「建築設計・工事監理等に係る業務報酬基準」に基づき計算しています。
地方の個人設計事務所や組織設計事務所などは、この設計報酬基準より安く設定していることが多い一方、有名な建築家の設計費はこれを大きく上回ることが多々あります。
設計費用の違いについて
なぜ同じ規模の建物の設計をしても設計事務所によって設計費に違いが生じるのか、疑問を持たれるかもしれません。
意匠性の高い建築の設計は非常に手間と時間がかかります
具体的な例として、ユニークな形状の建物を設計する場合を考えてみますと、通常の四角い建物と比べて、曲線や斜めのラインを多用したデザインは構造計算が非常に複雑になり、一般的な構造計算ソフトでは対応しきれない場合もあります。
また、既製品の建材は直線的なものが多いため、特殊な建材や工法を探し出し、それらをどのように組み合わせるかをミリ単位で検討・検証する必要があります。
例えば窓ひとつ設計するにも、既製品の窓枠アルミサッシを使用する一般的な設計であれば、既にメーカーが強度を保証しているため、安全性・耐久性を再検討する必要がなく、メーカーから支給されるサッシの図面を設計図にコピペすれば、窓の設計は完了です。
しかし意匠性の高い建物に既製品の窓サッシを利用すると外観を大きく損なうため、弊社の場合オリジナルのサッシを設計しますが、ガラスの厚みに対してガラスを固定するコーキングは何ミリ必要なのか、地震時にガラスがどのように動くのか、強風を受けたときガラスにどの程度の負荷がかかるのか、それらを個別に計算し、安全性を確保しながら細部を設計していきます。
このように既製品であれば一瞬で完了するサッシの設計も、オリジナルで設計する場合は1~2週間を要します。
これと同じことが窓だけでなく、あらゆる部分において発生するため、意匠性の高い建築の設計は一般的な建物の設計に比べて何倍も、ときには何十倍もの時間を要し、そのぶん人件費がかさんでいきます。
更に設計を行う一級建築士の人件費も高いのですが、意匠的に高度な設計は非常に難しく、アシスタントに任せられないため、弊社では全ての設計作業を一級建築士が行います。
そのため弊社ではお受けできる設計案件数に限りがあり、タイミングによっては設計をお引き受けできない場合もございます。
さらに、細部にまでこだわった内装デザインを行う場合、カスタムメイドの家具や照明、アートワークなどの選定・設計が必要となります。これらは多数のサンプル作成・検討を伴い、大きな労力を必要とします。
一方で、標準的なデザインや既存のテンプレート(窓サッシなど既製品の図面)を使用する設計では、過去の実績の図面を使いまわして効率的に作業を進めることが可能です。
そのため手間がかからず、人件費もカットできることから設計費用も比較的抑えられます。
このように、建物の意匠性や設計の複雑さ、提供するサービスの範囲によって、設計事務所ごとに必要な時間と労力が異なるため、設計費が大きく変動します。
ですので、設計に何を求めているかによって、依頼する設計事務所を検討されるべきかと思います。
では弊社のような意匠性の高い建築設計を提供している設計事務所に建築設計・内装デザインをご依頼される場合のメリットはどのようなものでしょうか。
1. ブランドイメージの強化
意匠性の高い建物は、その企業のブランドイメージを強化します。独自のデザインの建物は、顧客やパートナーに対して強烈な第一印象を与えるインターフェイスとなり、企業の価値観や理念を象徴する存在となります。例えばその企業の先進性や独自性を象徴し、ブランド価値を向上させることができます。
2. 顧客・従業員の満足度向上
優れたデザインは、訪れる顧客やそこで働く従業員の満足度を向上させます。意匠性の高い建物は居心地の良さを提供し、働く環境を魅力的なものにします。その結果、従業員のモチベーションや生産性の向上に寄与し、リクルート面などにおいても企業の成長をサポートします。
3. 差別化と競争優位性
特に競争の激しい業界においては、独創的な建築・空間は競合との差別化を図る手段となります。
競合他社と異なる特徴的なデザインを持つ建物は目を引き、その企業を印象づけます。
顧客に対して「この会社は他と違う」「独創的で価値がある」と感じてもらうことで、競争優位性を確保することができます。
4. 持続可能性と機能性の向上
意匠性の高い設計事務所は、デザイン性だけでなく、持続可能性や機能性についても高い基準を持っています。
例えば、自然光を効率的に取り入れる設計や、高性能な断熱材を使用したエコフレンドリーなデザインなど、企業の社会的責任(CSR)に貢献する要素を盛り込むことが可能です。
また、建設業界におけるCO2排出量の大部分は、建材の生産時や輸送時ではなく建設工事という行為自体によって排出されるものです。
価値のある建築を設計することで簡単に壊されない建築を実現することが、建設業界最大のSDGsであると言えます。
5. 投資価値の向上
意匠性の高い建物は、そのデザイン性や独自性から不動産としての価値が向上することが多々あります。
優れたデザインの建物は将来の売却時や賃貸時に有利に働き、他の物件と比べて高い評価を受けることが期待されます。
そのため、初期の設計費用が高くても、長期的な投資価値を考えると経済的に有利となる可能性があります。
6. メディア露出の機会増加
特徴的で意匠性の高い建物は、しばしばメディアに取り上げられることがあります。
建築雑誌やニュースで紹介されることで、企業の知名度が向上し、広告費をかけずにPR効果を得ることができます。
話題性のある建物を持つことは、企業の広報活動の一環としても有効です。
特に弊社の設計事例は、ほぼ全ての事例が世界中のメディアに紹介されています。
また、国際的なデザインアワードの受賞も多数あり、完成後も継続的に有益な話題を提供します。
ここのように、高意匠の設計事務所に依頼することは、企業のブランド価値や競争力を高める重要な手段となり得ます。
弊社は国土交通省の設計費報酬基準に基づき費用を算出しておりますので、その意匠性の高さを考慮していただければ、きっとご満足いただけるものと自負しております。
個別の設計費については弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。
https://ktx.space/category/projects/
【この記事を書いた人 松本 哲哉】
KTXアーキラボ 代表・一級建築士・大阪芸術大学非常勤講師
2024年度イタリアDAC認定デザイナーランキング世界8位(日本国内1位)
お問い合わせ
建築設計事務所 KTXアーキラボ 一級建築士事務所
本社:兵庫県姫路市
東京オフィス:港区南麻布
- メール: kentixx@ktx.space
- 電話番号: 03-4400-4529(代表)
- ウェブサイト: https://ktx.space/
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