建築家フランク・ゲイリーインタビュー翻訳 "98％ Pure Shit"に姫路の設計事務所として思うこと

公開日：2024/10/04
最終更新日：2024/10/31

世界的な建築家、フランク・ゲイリーのインタビュー記事

“Architect describes 98% of modern architecture as ‘pure shit’ during press conference in northern Spain”

の和訳です。今日の建築物の98％は無価値、と断言するフ建築家ランク・ゲイリーの真意に建築設計士として興味を惹かれます。

記事 : https://www.theguardian.com/artanddesign/2014/oct/24/frank-gehry-journalist-finger-architecture-shit

（AIによる翻訳）

フランク・ゲーリーは現代建築の98％を「クソ」と評し、記者会見でジャーナリストに中指を立てました。

ビルバオのグッゲンハイム美術館など数々の有名建築の設計を手がけたゲーリーは、スペインの国王フェリペ6世が金曜日に授与する予定の名誉あるプリンセス・オブ・アストゥリアス賞を受け取るため、スペイン北部のオビエドを訪れていました。

木曜日のオビエドでの記者会見は、ジャーナリストがゲーリー自身の建築デザインが単なる「見せ物」ではないかと質問したことで、悪い雰囲気で始まりました。ゲーリーの反応は、そのジャーナリストに中指を立てることでした。

長い沈黙の後、別の記者が「象徴的な建築物」が現代都市の特徴であり続けるのかと尋ねました。彼はこう答えました。「一つ言わせてください。私たちが生きているこの世界で、今日建てられ設計されている建築の98％は純粋にクソです。デザインのセンスもなければ、人間性や他の何かへの敬意もありません。ただの退屈な箱、それだけです。

しかし時々、一部の建築家が特別な建築を設計します。その数は非常に少ないですが、お願いですから放っておいてください。私たちは仕事に専念しています。私は仕事を求めていません……私は建築の芸術を尊重するクライアントと仕事をしています。ですから、そのような愚かな質問はしないでください。」

85歳のゲーリーは続けて、「ビルバオは良い建築が違いを生むことを示しています」と述べました。グッゲンハイム美術館は、衰退していた工業都市を観光地や文化活動の中心地へと変革するのに貢献しました。

（和訳以上）

確かに、現代の多くの建築物は無個性なただの箱となっています。私たちは、ゲイリーが指摘する残りの2％、すなわち価値ある建築・空間を目指し、独創的で意義深いデザインを提供しています。

価値ある建物を創造することで、「この建築を壊したくない」「この空間を残したい」という愛着を醸成し、所有者が変わったり用途が変更されても取り壊されることなく、長く愛され続ける建築物となります。これは、建設時のCO₂排出量が建材や輸送時よりも格段に大きいことから、建築業界における最大のSDGsへの貢献でもあります。

デザインの力で持続可能な未来を築き、社会に新たな価値を提供することが弊社の大きなミッションです。