森富 Moritomi

 
     
  • 公開日:2019/09/26
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  • 最終更新日:2024/02/29

CLIENT DATA

顧客:
森富
屋号:
森富
業種:
飲食店
工事種別:
改装工事
工期:
約2ヶ月半
坪数:
100坪(330㎡)
所在地:
姫路市本町127大手前ダイネンBLD.Ⅱ1・2F
TEL:
079-224-3355
営業時間:
昼の部11:30-14:30 (LO 14:00)/夜の部17:00-22:00 (LO 21:00)
定休日:
月曜日(祝祭日の場合は変更あり)
WEB:
http://moritomi.net

引き継ぐ歴史と新時代を表す和のデザイン

昭和12年創業、82年の歴史を持つ老舗割烹料亭・森富の移転計画。世界遺産姫路城に程近いこともあり、旧店舗の外装は堀の石垣を再現したものであった。地元姫路の人にとって森富と言えば石垣の壁、という印象が強いため、新店舗にもこの石垣のイメージを引き継ぐこととした。

外壁に粗い割肌の石と、表面を磨いた光沢のある石をランダムに設置、地面には白黒の砂利を樹脂で固めて水の流れを描き、堀の水面を表現した。また、店内エントランス正面には黒皮鉄の重厚な石垣を模したモニュメントが鎮座する。一部座敷の壁面には同じく石垣を模したデザインを畳で表現、石垣という共通のモチーフを石・鉄・畳の異素材をもって表現した。店内の土壁は一見、我々日本人が慣れ親しんだ土壁のように見えるが、小さなガラスビーズが練りこまれており、一定の角度から見るとガラスビーズに反射した光が壁の表情を変える。

生まれ変わった森富は引き継ぐ伝統の重みと、これから始まる新時代への期待を胸に、新たな一歩を踏み出した。

Plan

Photography

撮影:スターリン エルメンドルフ

AWARDS

  • A’Design Awaeds 2020 Silver

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