- 公開日:2019/01/04
- 最終更新日:2024/02/29
クリニックデザイン まつばらクリニック( 兵庫県 姫路 )が月刊商店建築 1月号に掲載されました。
掲載文
「デジタル世界のイメージによるデザイン」
手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用する、ロボット手術の権威として有名な先生の クリニック開業 案件です。他院との差別化を図るため、高度な医療技術を訴求したいところですが、医療関係法規上、医院同士の競争を生むような広告的表現は好ましくないとされています。そのため、「最先端のハイテク医療」の第一人者である医師のクリニックであり、高度な医療技術が期待できる、ということを言葉ではなくイメージの力で伝えることが求められました。そこで0と1の羅列によって構成される、デジタル世界のイメージを現実の空間に落とし込みました。
壁・天井・床など、あらゆる面からランダムにせり出すパネルは、サインパネルやイス、カウンターテーブル、パーティション、本棚、ドアハンドルなど、全てが機能を有しています。特に重要な機能は中待合に座る患者さんを1人ずつ隔てるパーティションです。泌尿器科において、自分が今からどのような検査を受けるのか、あまり周囲の人に知られたくないものです。限られたスペースでも最低限のプライバシーを確保することで、安心感を持って待って頂くことができます。〈 松本哲哉 / KTX アーキラボ 〉
クリニック設計 事例 まつばらクリニック 泌尿器科 写真ページ ↓
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