A CUTTING EDGE PHARMACY
AS A NEW LANDMARK

 
     
  • 公開日:2020/08/10
  •  
  • 最終更新日:2024/02/28

CLIENT DATA

顧客:
クイーンドール
業種:
調剤薬局
工事種別:
新築工事
工期:
約3か月
坪数:
147.68㎡(45坪)
所在地:
兵庫県姫路市御国野町国分寺153-5
TEL:
079-253-5730
営業時間:
9:00~18:00
定休日:
日曜日・木曜午後
WEB:
https://www.godai.net/
 

A Cutting Edge Pharmacy as a New Landmark
調剤薬局新築計画

消費者が調剤薬局に求めるものの本質は何か

総合病院に隣接する 調剤薬局 の新築計画でした。
商環境を 設計 する際、「その施設がどのようなプロセスで消費者に選ばれるのか」これを読み解くことが 設計 のスタート地点となります。地理的要件を除けば、数ある 薬局 から選ばれる 薬局 とはどのようなものなのか、その答えは消費者が調剤薬局に求めるものの本質は何か、という考察の先にあります。

人が医療に求めている「癒し」とは

調剤薬局 を訪れる目的は薬を買うことです。つまり消費者は病気や傷に対する「癒し」を求めて薬局を訪れます。医療関係機関の 設計 において、度々話題に上るキーワードが「癒し」です。「癒し」といえば「自然」、室内に植栽を置きしましょう、壁に木を使いましょう、というような自然を生かした癒しへと傾きがちです。それも確かに癒しの一要素ですが、人が医療に求めている「癒し」とは、本来違うベクトルの先にあるものと私たちは捉えています。

 

CG

 

Plan

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「最先端の高度な医療」をイメージさせる

病気を患い、薬を買いに来る人にとっての癒しは文字通り「体を癒す」ということです。ここで重要なのは薬に対する期待値です。この 処方箋薬局 で処方された薬に対する信頼感から生まれる「安心」が、治癒への期待値となり、患者の潜在意識における「癒し」へとつながります。例えばごく普通の 薬局 で処方された薬と、最先端の研究所のような 施設 から出された薬、どちらが効きそうな気がするか、ということです。「病は気から」と言いますが、まさに「そんな気がする」という心理が大きく患者の潜在意識に影響します。そこでこのプロジェクトでは「最先端の高度な医療」それをイメージさせるデザインをコンセプトに設計を進めました。

 

Section

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医薬品を提供するプロセス

また、医薬品を提供するプロセスについても提案しています。従来の処方箋薬局は、客が処方箋を受付で手渡し、薬剤師が調剤し、カウンターに客を呼び出して説明と共に薬を渡します。しかし、ここへ来る客の大多数は隣接する病院から来る患者です。ここでは病気を患って来られる患者の体調を鑑みたオペレーションとして、席に座って待つ患者のもとへスタッフが移動し、薬の説明をするというオペレーションを提案しました。ささいなオペレーションの差が患者の潜在意識に「他の薬局とは違う」というイメージを与えてくれます。

on Construction

Photography

 

 

VIDEO

建築界のワールドカップ WAF2017、今年はドイツで行われました。
当事務所は建築部門、空間デザイン部門共に決勝に進出し、ベルリンにてプレゼンを行いました。

WAF商業建築部門
INSIDE商業空間デザイン部門
サンテレビ情報スタジアム4時キャッチ
 
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