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神戸新聞NEXTより抜粋

広々としたガラス張りの外観。その奥に、モノクロで統一された内装が浮かび上がる。未来の研究所のようだが、実は 兵庫県 姫路市 内にある薬局だ。 一級建築士事務所 「マツヤアートワークス ( KTX archiLAB )」(同市船丘町)の 松本哲哉 さん(40)が デザイン を手掛けた。今年、世界的に権威のあるイタリアのデザイン賞「A’ DESIGN AWARD」の 建築 部門で最高賞を受賞した。

同市御国野町国分寺の調剤薬局「ゴダイ薬局 御国野店」。平屋の建築面積約150平方メートル。今年2月1日に開業した。姫路第一病院の隣にある。

「話題性のある建物を」と依頼を受け、松本さんがキーワードに据えたのが癒やしだった。患者は病気や傷の治療を目的に薬局を訪ねる。「医療における癒やしは信頼感と考えた。処方される薬への信頼が患者の安心に結びつくはず」

では、信頼感をどう演出するか。「この薬なら効きそう、と患者の期待が膨らむ場所にしたい」。脳裏に浮かんだのが、最先端の研究所のイメージだった。

モノクロの内装は見る人にクールさと落ち着きを感じさせる。軒先の天井と床は外部にせり出し、ガラスの奥に見える内装を強く印象づけるよう工夫した。

勤務する薬剤師によると、患者や通行人から「おしゃれ!」「薬局に見えない」と驚きの声が聞かれるという。

松本さんは 姫路 市出身。 大阪芸術大 で 建築 を学んだ。 店舗 の 設計 が長く、国内を中心に多くのデザインを手掛けた。同賞の受賞は3年連続だが、最高賞は初めて。

「顧客の利益につながる デザイン を追求してきた。地元の作品が認められたことは素直にうれしい」と話した。(金 旻革)

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