遠藤秀平建築研究所OB同窓会にて原点回帰、進むべき方向を見つけた場所

 
     
  • 公開日:2015/12/04
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  • 最終更新日:2018/10/07

Endo Shuhei Architect Institute REUNION

遠藤秀平建築研究所OB同窓会に参加してきました。

私は大阪芸術大学の大学院デザイン研究科(修士課程)に通いながら遠藤秀平建築研究所にお世話になっていました。

懐かしい当時の所員さん達もたくさん参加されており、久々に学生時代にタイムスリップしたようでした。

実はこの遠藤秀平建築研究所こそ、私の人生の分岐点でした。

15年前、フランスのオルレアンにて、アーキラボという建築のエキシビジョンがあり、遠藤秀平先生も作品を出品しておられました。

 

 

遠藤秀平建築研究所
写真 2015-11-23 15 58 06 (1)

 

 

 

 

私は展示する建築模型の製作を一部を担当しており、現地まで同行させて頂くことになりました。

会場には隈研吾さんや坂茂さんなど、雑誌でしか見たことのないスターキテクト達がおり、緊張しながら挨拶をしたことをよく覚えています。

 

 

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隈 研吾(くま・けんご)

建築家
株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰。東京大学教授。木材を使うなど「和」をイメージしたデザインが特徴的で、「和の大家」とも称される。
“ウェキペディアより抜粋”

Centre_Pompidou-Metz_-_Pose_de_la_première_pierre_-2

坂 茂(ばん・しげる)

建築家
日本建築家協会会員。ニューヨーク州登録建築士。 アメリカで建築を学び、紙管、コンテナなどを利用した建築や災害支援活動で知られる。1996年吉岡賞、1997年JIA新人賞、2009年日本建築学会賞作品賞、2014年には建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞している。
“ウェキペディアより抜粋”

 

 

 

 

 

実はこのフランスへの旅を経験する前、私は今のように仕事をしている自分を、まるで想像していませんでした。

「大学院を卒業して、大阪か東京の住宅メーカーにでも勤めて、一級建築士を取得して、その後姫路で稼業のインテリアデザイン事務所を継いで、田舎で細々とやっていく。。。」そんなふうに自分の将来を想像していました。

しかしこのフランスのアーキラボで、私の中で何かに火がつくのを感じました。

世界を相手に活躍する建築家、自分もこうなりたい。

そんな野心がそのとき確かに芽生えました。

今では幸いにも海外で設計をしたり、様々なメディアに取り上げて頂いたり、賞を頂いたりするようになり、少しだけ、当時夢見た自分に近づいているように思います。

そして今回の同窓会でまた、建築の話にどっぷり漬かる心地良い時間を過ごし、原点回帰、明日からの創作意欲、ガソリン満タンになりました。

そして遠藤先生のお話から、まだまだ自分に足りない物も感じることができ、目指すゴールの高さを思い知らされるとともに、更なる闘志に火がつきました。

これからも自分なりのアプローチで一つ一つのプロジェクトに正面から向き合い、地道に良い建築、良いデザインを追求していきます。

 

 

遠藤先生から、これから建築家としてやっていくなら必ず読みなさいと言われた本をご紹介します。

「社会人のリベラルアーツ」と「ローマ人の物語」です。もちろんさっそく注文しました。

 

KTXアーキラボ:松本哲哉

41doLpmVDYL._SX338_BO1,204,203,200_自由精神を持った人間は、たとえ結果的に同じ行動をすることになっても、 必ず自分で考え納得した上で行動する。これが、西欧および地中海社会を 何千年、あるいは何万年も貫いてきた太い行動原理である。(著者の言葉)
“amazonより抜粋”
41AR6TW4FML._SX328_BO1,204,203,200_ローマ人の物語ローマ誕生、王政から共和政へ。
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか—— 。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。
“amazonより抜粋”
KTX archiLAB 松本哲哉
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